Open Site Explorer(OSE)の登録と使い方 | 無料でも高機能な被リンク調査ツール

SEOは内部SEO対策をまず優先することが重要です。外部リンク対策はその上で行う施策なんです。

 

そういった原則は押さえておきましょうね。

 

その上で、自分自身やライバルのサイトの分析では、その競合サイトがどんな被リンク(外的SEO)を貰っているのかを調べましょう。

 

多くの人が使っているGoogleのサーチコンソールは自分自身のサイトでは有用ですが、ライバルサイトの被リンクを調べることが出来ません

 

自分のサイト(ブログ)の被リンクは、Googleのサーチコンソールである程度分析できても、被リンクの質まではわかりません。

 

代表的な有料の被リンク調査ツール
  • majestic
  • ahrefs
  • Open Site Explorer(OSE)

 

 

この中で、Open Site Explorer(OSE)は有料版でなく、無料の機能であってもかなり役立つ機能を持ちます。

 

この記事では、被リンク調査ツールOpen Site Explorerの登録から使い方、見方までを紹介します。

 

有料のプランの方が高機能ですが、まずは無料プランで自身とライバルサイトの被リンク分析をしてみましょう。

 

Open Site Explorer(OSE)の登録

 

 

Open Site Explorerのアカウントを作る手順
  1. Open Site Explorer(OSE)に登録してあなたのアカウントを作るため、Open Site ExplorerのURLにアクセスします。
  2. アカウントを作ります。
  3. アカウント作成が成功したことが英語で表示されます。(画像は日本語に訳されています。)
  4. Open Site Explorer(OSE)からのメールを確認して、アカウントの有効化をします。
  5. Open Site ExplorerのMozコミュニティの画面が開きます。

 

1.Open Site ExplorerのURLにアクセスします

http://www.opensiteexplorer.org/

Open Site Explorerは、SEOmoz、Inc.(以下「Moz」)の被リンク調査ツールです。

 

2.アカウントを作ります。

コミュニティに参加するためのアカウントを作成するをクリック。

適当な表示名、メールアドレス、パスワードを入力して、アカウントを作るをクリック

私はロボットではありませんに忘れずにチェックを入れます。

 

3.アカウント作成が成功したことが英語で表示されます。

 

(*画像は日本語に訳されています。)

内容を読むと、まだアカウントを有効にする作業があるようです。登録したメールアドレスに、そのメールが届いているはずです。

4.Open Site Explorer(OSE)からのメールを開き有効化します。

 

 

見当たらない場合には、迷惑フォルダにあるかもしれないので確認してください。

次のようにメールが来ているので、開いて「Activate Your Account」をクリックして登録完了です。

 

5.Open Site Explorerを利用できるMozコミュニティの画面が開きます。

 

 

最初にMozのコミュニティの英語あるいは日本語画面が開きます。

右上に、自分のアカウントのマークが出来ていることを確認してください。

 

 

Open Site Explorerの使い方

 

画像のように、画面右上にある家のマーク(ホームページトップ画面のマーク)をクリックすると、Mozのツール一覧が表示されます。

無料で使えるMozのSEOツール
  • サイトエクスプローラー(Open Site Explorer)
  • MozBar
  • Keyword Explorer

 

無料で使える、サイトエクスプローラー(Open Site Explorer)、それにgoogle chromeの便利な拡張機能であるMozBarを強くおすすめします。

無料で使えるSEOツールには、Keyword Explorerもありますが、別記事で紹介します。

 

 

 

 

Open Site Explorer(OSE)について

 

Open Site Explorer(OSE)、以下OSEと書きます。

 

OSEで分かること
  • 自分のサイトのDA(ドメインオーソリティー)、PA(ページオーソリティー)
  • 被リンクの数
  • 被リンク元のドメインの数
  • アンカーテキスト(どのようなアンカーでリンクされているか)
  • スパムスコア

 

DA(ドメインオーソリティー)とは?

 

Mozが開発したドメインの権威(オーソリティ=信頼性のようなもの)を表す指標の一つが、DA(ドメインオーソリティー)です。

数値の範囲は0~100。数字が大きいほどそのサイトの権威性が高いと判断できる指標です。

 

被リンクを貼ってくれているリンク元のドメインのDA(ドメインオーソリティー)も、OSEでチェックします。

 

PA(ページオーソリティー)とは?

 

PA(ページオーソリティー)は、そのページ(記事)の権威性を表します。

数値の範囲は1~100。数値が高いほどそのページの権威性が高いと判断できます。

 

個別ページから被リンクを貼ってくれている場合、リンク元のページのPA(ページオーソリティー)をチェックします。

 

被リンクの数とは?

 

調査しているサイト(ブログ)が他のサイト(ブログ)から貼られているリンクの総数です。

 

被リンク元のドメインの数とは?

 

100本の被リンクがあるといっても、実態は様々です。極端にいえば、一つのサイト(ブログ)から100本のリンクを貼られていることもありえます。

 

それとは逆に100の別サイト(ブログ)から、100本の被リンクを貼られることもあります。

 

どちらが良いかと言えば、なるべく違ったドメインから被リンクを貼られている方が良いというのが、一般的な考え方です。

 

ただし、被リンク元のドメインがどれぐらいの権威性があるかも関係するので、一概にはリンク元のドメインが多ければ良いとも言えません。

 

アンカーテキストとは?

 

リンクがどんなテキストで貼られているか、そのテキストをアンカーテキストといいます。

このアンカーテキストは分散しているのが、自然なリンクの貼られ方です。

たとえば次のようです。

 

  • 狙っているキーワード
  • キーワードを使った語句や文(色々な表現があります。)
  • サイトタイトル
  • URL

 

なので、全てのアンカーテキストが狙っているキーワードになっていれば、とても不自然です。

 

こういう場合は自作自演の被リンクとしてペナルティを受ける可能性が大きくなります

 

スパムスコアとは?

 

MOzが独自調査した17の項目をスコア化したものが、スパムスコアです。0~17の数値で表され、高いほどスパムである可能性があります。

リンク元=リンクを貼ってくれているドメインのスパムスコアを調べることが重要です。

 

スパムスコアは被リンクの質の目安ですが、絶対的な数値ではありません

 

被リンクが多ければひとつひとつ調べるのは大変です。

なので、例えば7/17以上だったら被リンク元を調査するなどの基準を、自分なりに作りましょう。

 

 

 

Open Site Explorer(OSE)で行う被リンク調査の実際

 

調査するサイト(ブログ)のURLを検索窓に貼り付けて、クリックします。

 

以前調査した同じサイトを調べてみました。(参考記事参照)

 

 

 

 

 

 

自サイトの調査結果

 

 

数値 評価
DA(ドメインオーソリティー)=25 25/100 と低い。上位サイトのDAと比較してみると相対的な位置が推し量れる。
PA(ページオーソリティー)=38 38/100は高くはない。
ルートドメイン数=36 36の別ドメインからの被リンクなので、ある程度は分散しているといえる。被リンク数との関係が大切。
被リンク数=91

91の被リンクが36のドメインから貼られている。

適当に分散されていると言える。

スパムスコア=4/17 高くはないが、スパムサイトからのリンクがないと断定もできない。一応の目安。
アンカーテキスト サーチコンソールでの結果と大きな違いはありません。

 

被リンク調査の詳細

 

どんなサイト(ドメイン)から被リンクを受けているかはかなり重要なので、自サイトは時々チェックする習慣をつけましょう。

中古ドメインは次第に被リンクが剥がれていくものなので、そういった意味でもチェックは必要です。

 

インバウンドリンク=外部リンク=被リンクのことです。

 

 

トップページへの被リンク調査

 

トップページへの被リンクを調査します。トップページと個別ページそれぞれにリンクが貼られるのが普通です。

このサイトはほぼ100%トップページに被リンクが貼られているので、意図しなくても不自然さがあります。

 

 

ドメインのリンク=被リンク元のドメインの種類とリンク数

 

 

 

被リンク元(自分のサイトにリンクを貼ってくれてるサイト)の、ドメインの種類、被リンク元のドメインのDA、被リンク元のドメインの被リンク数がわかります。

ドメインの分散や権威性、リンクの数から、被リンク元の信頼性や価値を大まかに推測できます。

 

アンカーテキストの調査

 

 

自分自身のサイトはランドセルサイトですが、一番多いアンカーテキストは別の国の言語が入ったものです。

このあたりに、このサイトがなかなか上がらない理由の一つがあるのかもしれません。

 

メトリックの比較調査

 

 

5つまでの競合サイトと比較できます。

上の画像は、左に1位のサイト、2番めに自サイト。もっとも右に公式サイトを載せて比較しています。

 

DA(ドメインオーソリティ) ドメインの権威性。1~100のスケール。
ドメインMozRank リンクの人気度を示す1から10のスケールのスコアです。
ドメインMozTrust ウェブサイトと信頼できる「シード」サイトとの距離を推定するスコアで、1から10のスケールです。
内部持株リンク 内部リンクのこと。ドメインのあるページから同じドメインの別のページに移動するリンク。
外部出資リンク 自サイトから外部サイトに貼っているリンク。
総株式渡しリンク リンク権限(リンクの価値)を渡すリンク
総内部リンク 自サイトの内部リンクの総数
総外部リンク 総被リンク数
トータルリンク 内部リンク数と外部リンク数の合計
Nofollow Links 検索エンジンのクローラにサイトのクロールとインデックス登録を行わないように指示するリンク。

 

 

競合サイトの調査はMozBarが便利

 

ライバルサイトも、同様にDA、PAや被リンク調査を行います。

 

URL欄に競合サイトのURLを入れれば調査できるのですが、MozBarの方がかなり便利に使えるツールなので別の記事にします。

 

 

 

まとめ

自分のサイト(ブロク)の被リンク調査、ライバルサイトの被リンク調査。

サイトで上位表示を狙うなら、どちらもが必要になります。

サーチコンソールはライバルサイトの調査ができないため、無料でもかなりの高機能ツールであるアメリカのMozのOpen Site Explorer(OSE)をすすめます。

 

 

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