サーチコンソールで被リンク調査 | 使わないと損だよこのツール

 

グーグルが検索順位を決める要素は200以上あると言われます。

その200以上の要素の中でも最も重要な要素が被リンクです。

 

コンテンツが重要で被リンクはもう関係ないという意見もあります。

しかし、同等に高品質のコンテンツなら、良い被リンクを受けている方が検索上位に位置するのは事実です。

 

まだまだ被リンクは大きな価値を持っていて、この価値にとって代わるものが出ない限り被リンクは重要です。

 

この記事では、サーチコンソールで被リンクについて分かることは何か、および調べ方と見方についてお伝えします。

 

被リンク調査のポイントとサーチコンソールで分かること分からないこと

 

被リンク調査で重要なポイント サーチコールで分かること 備考
被リンクの品質 無料ブログか独自ドメインかの区別のみ分かる 被リンクの質は別のツールが必要
ドメイン分散(違ったドメイン) 分かる  
IP分散(被リンクをくれたサイトのサーバーの分散) 分からない
  • 無料ツールでわかる
  • 3番目までIPが同じドメインは、まとめてリンク1本と計算される。
アンカーテキストの分散 分かる

 

  • 1つのアンカーテキストに偏りすぎるとペナルティに引っかかる。
  • 自然な範囲を超えて多すぎてもペナルティを受ける可能性がある。

 

 

【検索ランキング決定の重要ポイント3つ】
  • 同着1位 リンク(被リンク=外部リンク)
  • 同着1位 コンテンツ
  •   3位 RankBrain

 

この被リンクを無料で手軽に調査できるツールがサーチコンソールです。せっかく検索順位を決定するgoogleの提供する無料ツールがあるんですから、利用しましょう。

 

前回は、1年経過しても圏外のままのサイトをツールを使わずに被リンクを調査しました。

 

しかし、このサイトに限っては被リンクが調べ辛かったので、「サーチコンソール」で調べてみます。

 

ニ毛
サーチコンソールって便利ニャー

 

サーチコンソール(旧ウェブマスターツール)に登録する

 

サーチコンソール

サーチコンソールは、googleが提供しているホームページの無料管理ツールです。

googleが認識するインデックス数やwebサイトへのリンクを管理する(質の悪い被リンクの否認ツールまであります。)事が出来ます。

(他にもたくさん出来る事はあります)

 

サーチコンソールにブログ・サイトを登録する
  1. googleのアカウントが無い場合はアカウントを作る。
  2. googleアカウントで、Search Consoleにログインする。
  3. サイト追加をクリックする。
  4. サイトの所有者であることを確認するのに次の3つの方法のいずれかを使う。
    • サーバーにファイルをアップロードする(FTPソフトを使う)
    • ウェブサイトの HTML にメタ タグを追加する
    • 新しい DNS レコードを追加する
    • Google アナリティクスまたは Google タグマネージャのアカウントを使用する

サイトの確認直後は表示できるデータがないのが普通なので、ある程度日数が経ってから再度アクセスします。

 

 

サイトの所有者確認

 

FTPソフトでサーチコンソールの所有者確認ファイルを、サーバーにアップロードする方法は次の記事を参考にしてください。

 

 

 

 

このような状態で、サーチコンソールで所有サイトを確認するボタンをクリックします。

 

 

所有者であることが確認されたと表示されます。

 

すぐにはデータは集まら無いので、数日置いてからログインします。

 

サーチコンソールで何を調査できるか?

 

サーチコンソールにログインして、登録したサイトをクリックします。

 

 

 

次のように沢山のことが調査できますし、リンクの否認ツールもあるのが便利です。

 

 

search consoleで調査できること

 

1年間狙っているキーワードで100位にも入らないことは珍しいので、何らかのペナルティを受けているかも知れません。

 

search consoleで被リンク調査

 

お知らせにも、手動対策にも、ペナルティは無いことがわかりました。

 

ペナルティを受けていないことがはっきりしたので、被リンクを調査して現状を分析することにします。

 

ペナルティって美味しくなさそうニャー。

 

このサイトの被リンクを調査しました。

 

被リンク調査の手順
  1. 左の検索トラッフィクの「サイトへのリンク」をクリック
  2. リンク数の最も多いリンク元(リンクを貼ってくれているサイト)」の詳細をクリックする。
  3. リンクを受けているサイトのドメインが出てくるので、ドメインをクリックすると更に詳細が出てきます。
  4. 最も多くリンクされている自分のコンテンツ
    自分のサイト・ブログのトップと個別記事の両方にリンクが貼られているのが自然なリンク
  5. リンクのアンカーテキストの分散
  6. リンクが貼られている場合、どのようなテキストで貼られているか。例えば100本のリンクの全てが「フィットちゃんランドセル」であれば明らかに不自然ですよね。スパムと見なされるでしょう。こういったことをgoogleは嫌います。 

 

 

 

 

リンク数の最も多いリンク元の詳細を見る

 

 

リンク数の最も多いリンク元の詳細をクリックします。

 

 

169本の被リンクの中で、最多数がseesaaから47本、livedoorから11本、jugemから7本。

無料ブログからの被リンクが多いのが特徴です。

seesaaブログらか47本のリンクが貼られていても、無料ブログの場合には1本と計算されるようです。

 

つまり、seesaa、livedoor、jugemで合計65本のリンクがあっても、実質的には3本です。

無料ブログには被リンク効果はあっても、徐々に効果は減ってきていると言われています。

 

福郎君
疲れたら休んでホー。

 

スパムや悪質な被リンクが見つかれば否認ツールを使ってリンクの効果を解消する

 

 

このサイトへの被リンクは、無料ブログからのリンクが多くて品質は高くないとわかりました。

もし、疑わしいリンクがあれば、このツールで否認してリンクの無効化ができます。

 

最も多くリンクされているコンテンツ

 

それに個別記事には全くリンクが貼られていません。トップページのみに貼られているのは、自然なこととは言えません。

普通は、個別記事にも多少貼られるのが自然なリンクの貼られ方です。

 

こういったリンクの貼られ方も、googleからの評価が低い理由と推測できます。

 

アンカーテキスト分散

 

アンカーテキストとは、リンクを作る時にどんな文字でリンクしているかという内容です。

<a href=”URL”>アンカーテキスト</a>   この赤い文字部分のことですね。

被リンクはこのアンカーテキストが分散(色々なテキスト)されているほど自然につけられた被リンク可能性が高いので、GOOGLEはそこも重視しています。

 

 

中古ドメインで作ったサイトなので、最初の株式サイトへの被リンクがかなりあります。

それにしても、同じテキストでリンクが貼られてはおらず、テキスト分散は比較的自然だと考えられます。

 

被リンクの質を分析する方法

 
  • 無料ブログからの被リンクが多い(実質的なリンクはそれほど多くない)
  • トップページのみにリンクが貼られている。
  • 株式サイトとしての被リンクも結構多い。

これだけの事はいえますが、サーチコンソールで分かることはこれぐらいです。

 

独自ドメインの質はサーチコンソールでは分からない

 

 

今回調べた100位以内に入らないサイトには、独自ドメインからのリンクも結構ありました。

これらのドメインの質についてはサーチコンソールでは分かりません。

 

 

それらのリンクの質を調査するには、別のツールを使う必要があります。

たとえば「Open Site Explorer」のMozの評価法があります。

これは別記事にしますね。

 

また、サーチコンソールやグーグルアナリティクスでCSVファイルをダウンロードすると文字化けを起こしていることがあります。

例えば、

 

これを修正したものが下です。このように読めるようにする方法についても別記事にしますね。

 

ペンギンアップデートの歴史

 

2012年に被リンクの質を調査するために、アルゴリズムのアップデートの一つとして初めてペンギンアップデートが行われました。(コンテンツの質の調査としてはパンダアップデートが行われました。)

 

ペンギンアップデートは主に順位操作を目的としたスパムリンクなどが対象です。

 

 

それ以降、スパム行為、ウェブマスター向けガイドラインに著しく違反しているwebページの検索順位を下げるようになりました。

 

アフィリエイターにとって、年に一度ペンギンアップデートを無事に切り抜けると、ほっと胸をなでおろしたものでした。

 

2016年9月にペンギンアップデート4.0が実施されました。

 

ペンギンって、鳥さんのペンギンかニャー?

 

それまでは人間の手を借りて年に1度くらいだったペンギンアップデートが、ついに自動で処理し続けるアルゴリズムに組み込まれました。

 

 

グーグルの検索順位を決定する要素は200以上あるので、どれも無視すべきではないのですが、特に被リンク対策は重要です。

 

その重要さをアフィリエイターは良く理解する必要があるし、アフィリエイター以外のブログ・サイト作成している人も同様です。

 

ペンギンアップデート4.0での改良点

 

それまで、自分よりも順位の高いサイトを下げるためにスパムリンクを大量に送るという行為が問題となっていました

 

しかしこのペンギンアップデート4.0から、スパムリンクを受けたサイトがペナルティを受けないように、スパムリンクの発信元(被リンク元)を無効化できるようになったそうです。

 

 

私自身も、このペンギンアップデートの時期に購入していた大量のリンクが少しずつ削除され、順位は落ちないという経験をしました。

 

ペナルティを受けなくても、購入した被リンクは無効化されるだけなので、無駄なお金は使わないようしましょう。

 

 

それにも関わらず、過去に誰かによって悪影響を与える低品質なリンクがついていることで、サイトの評価が下げられているケースがあることも確かです。

 

そういったリンクが見つかれば、サーチコンソールのリンク否認ツールを使うことが効果的です。

 

そのためには、まず自分のブログ(サイト)にどんな被リンクがついているのかを確認することが「被リンク対策」の最初の一歩になります

 

 

なぜ被リンクが検索順位の評価対象なのか?

 

一言で言えば、検索エンジンはコンテンツの内容そのものを客観的に評価できないからです。

例えばあなたの書いた日記と、著名な随筆家の書いた随筆とどちらが優れているかを記事そのものからは、判断出来ません。

 

そのため、他のブログやサイトからリンクの貼られているブログやサイトなら「信用できるコンテンツ」という判断の一つとなるのです。

 

良い被リンクとは?

 

自然につけられた、自分のブログやサイトに関連性があるリンクが良いリンクです。関連性のない被リンクがたくさんつくよりも重要です。

 

 

良い被リンクはどのように着けられるか?
  • 自分の考えを裏付けしてくれる信頼できるコンテンツにリンクする。
  • 自分で説明するよりも、信頼できる説明をしているコンテンツにリンクする。
  • コンテンツの引用元
  • 人に紹介したいほど良いコンテンツ

 

 

 

以上、信頼できる良いコンテンツとして認められた結果として被リンクが着くことになります。

 

 

 

 

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